平成24年度 大学訪問(長岡技科大)終了報告

H24.9.20 宇都宮支部 佐々木 一匡

去る9/15(土)、恒例の大学訪問を実施しました。今年も昨年同様、新潟県の国立長岡技術科学大学を訪問。参加者は27名と、昨年より減りましたが、これは、参加予定の高専生から数名キャンセルが出た為ですが、期末試験間近というタイミングでしたので止むを得ない事でした。
当日は3連休初日、恐れていた関越道の渋滞も無く予定より早めに大学に到着しましたが、予想外の暑さに一同驚きました。最高気温は35℃ほどもあった様で、台風の影響(フェーン現象)だったのでしょう。
そんな中、まず機械工学科・高橋教授から大学の説明を受けましたが、ここでは、技科大が、入学する高専生の学習履歴や出身高専のシラバスを詳しく調べた上で、高専卒業生にとって効率の良いカリキュラムを組んでいる事、卒論の代わりに5ヶ月の実務訓練を必修としている事、留学生を多く受け入れ(2300人中300人)国際化に留意している事、などを知る事ができ、高専生の進学先としての優位性を感じました。
次は新原学長のお話でしたが、学長という肩書から想像される堅苦しいイメージからはかけ離れた雰囲気の方で、一同多少(かなり?)面食らいながらも楽しくお話を聴かせて頂きました。その中では、大学生として必要な資質は「自分で考えた事に自分で結論を出す事」であるという言葉になるほどと思い、高専~技科大連携で日本の2度目の奇跡(1度目は高度成長)を実現したいという大きなビジョンに感銘を受けました。
この後は昼食兼自由行動で、大学祭開催中という事もあり、炎天下各ブースを見て回りましたが、最初の説明通り留学生が非常に多く、しかも出身国がバラエティに富んでいる事が印象に残りました。
午後の部では、寮見学のあと、小山高専出身の学生5名に来て頂き、事前に渡してあったこちらからの質問への答えとなる様なスピーチをして頂きました。実経験に基づいた具体的な内容でとてもわかりやすく、参考になりました。特に、高専生時代を今振り返って思っている事は?という質問に対し、もっと勉強しておけばよかった、もっと英語をやっておくべきだった、という回答が多かったのは、参加者に対する強いメッセージとして伝わった事と思います。
以上、多数の方のご協力のもと成功裏に終える事ができた大学訪問、更に有意義なものになる様、来年に向けて工夫していきたいと思っています。

おすすめ